給料よりも福利厚生で選ぼう

看護師が職場を選ぶポイントとして、給料の額が挙げられます。看護師の給与は他の職種と比べて高く、平均400万円ほどとされています。地域や勤務形態によってはこれより低くなることもあります。しかし、給料の額だけを基準に職場を選ぶのはいささか早計と言えるでしょう。

職場を選ぶポイントとして、福利厚生も大切です。福利厚生は他の待遇面と異なり、病院側が好き勝手に変更や廃止を行うことができません。そのため、求人や契約などで言っていれば、その通りの福利厚生を受けることが可能なのです。福利厚生は、法律で定められるものと、それ以外の病院側の任意で定められるものとに分けられます。健康保険、労災、雇用保険などの保険や厚生年金が前者にあたります。

病院側の任意によるものは、さまざまな福利厚生があります。誕生日休暇、病院設立記念休暇などの休みがもらえるものもあります。子育てや介護をしなければならない看護師の場合、育児時間や介護時間の取得ができたり、労働時間の短縮、シフトの柔軟化なども必要な福利厚生と言えるでしょう。福利厚生の一貫として託児所や保育所などが併設されている場合がありますので、そういったところを利用すると良いでしょう。

また、キャリアアップを望む看護師にとっては勉強できる福利厚生が整っているとベストです。看護師の育成に力を入れている病院の場合、新たな資格を取得するためのサポート体制が整っているところもあるので、そういった病院を選択するとよいでしょう。
給料の額面だけではなく、自分に合った福利厚生がある職場を選択することで、モチベーションを保ちつつ働くことができます。